『Another』なら死ぬでしょう。

 諸々の事情から、明日までに作業を一区切りさせないといけないのですが、出来れば次の封切りが来る前に観ておきたいのと、しばらくご無沙汰になっている行きつけの蕎麦屋で食事したい、というふたつの理由に押されて、朝からTOHOシネマズ西新井へ。

 観た映画は、綾辻行人原作の学園ホラーの実写映画化、奇妙なルールを破ったことで始まる死の連鎖の恐怖を描いたアナザー Another』(東宝配給)

 ……年季の入った綾辻行人ファンにとって、映像化というのは鬼門でした。ドラマ化された作品の不出来さが忘れられない、という人は少なくないでしょう。それ故に、今回の映像化にも不安が強かったのですが――初めて、満足のいくクオリティでした。あちこち変えている部分はありますし、ラストの2シーン、気持ちは解りますがちょっとツッコミどころが多い。しかし、終始漂う緊張感と節度を持ったグロさ、それと青春ドラマの切なさがいい調和を為していて、大変優秀な仕上がりでした。何より橋本愛演じる見崎鳴の破壊力が予想外にすごかった。日本映画のヒロインを普通に可愛いと思ったのは久しぶりです。

 鑑賞後、行きつけの蕎麦屋へ赴き、堪能して帰宅。……さあ、急いで作業を片付けねば。

 ちなみに映画感想のほうは、手をつけている時間がなさそうなので、またちょっと間が空きます……うまく進めば、明日から再開出来るかも知れませんが、イベントなどの都合もあって月曜日ぐらいからになりそう。今月は本当に、やけにイベントが多くて嬉しいやら困るやら。

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