先日、初めて初代けいすけに立ち寄り、復活した伊勢海老つけ麺を食べてきたけど、微妙に理想とはズレてた、と記しました。しかし同時に、店舗の感染症対策に不安があるのでこんどはテイクアウトで利用してみようかな、とも記していた。
本日、さっそく利用してきました。
やけに間隔が短くなったのは、試してみたいことを思いついてしったから。考えついたら、試さずにはいられませんでした。
電話で予め確認したところ、伊勢海老つけ麺もテイクアウトは可能、ただし電話予約というかたちは出来ない、とのこと……スムーズに持ち帰るためにバイクを使うつもりだったので、注文のあとしばらく駐車して待たないといけないのは不安でした……何せお店の周りには、合法的にバイクを駐められるスペースがないし、しかもお店のすぐ近くに交番があるし。ただ、電話をしておいたお陰で、予め準備はしてもらえたみたいで、それほど時間はかからずに引き取ることが出来ました。
容器は、大つけ麺博でも使用している、つけ汁の器が取り外せるタイプで、それにしっかり蓋がついて密閉されている。スタビライザーみたいなものはどこにもついてない私のバイクでは、手首に袋をぶら下げていくしか安定させる術がなく、傾いたり揺れたり、は避けようがなかったのですが、家に着いた時点では汁漏れなどはまったく起きてませんでした。
お店で注文すると、チャーシューやメンマ、ネギの類はつけ汁に浸かっていますが、テイクアウトでは麺のうえに載せてある。ひとつ気になったのは、店舗で頼んだときにはついてこなかったレモンが添えられていたことなんですが……たぶんこれは、前回対応した店員さんが忘れてたんでしょう。昔の“伊勢海老の滴”にはついていましたから。
家に持ち帰った以上、具材をどうするか、はこちらの自由でしょうけれど、店頭で食べたときと同様に、具材はつけ汁に沈めました。レモン以外は。さすがに直で入れちゃ合わないと思う。
ここからが実験の始まりです。
まず炊飯器からご飯をよそい、中にカレー粉をちょっとまぶして、丸める。サイズはピンポン球よりやや小さめを想定しつつ、多めによそって固めに握ります。
麺に海苔を細かく刻んだものをちらして食べ始める一方で、先ほど丸めたご飯をグリルで焼く。サイズが小さいので2分くらいでいいかな、と思ったのですが、醤油をつけたときのように綺麗には焦げないので、もう2分ばかり時間をかけて焼く。
麺をすべて堪能したあと、やっぱりだいぶ減ってしまったつけ汁に、焼いておいたライスボールを投入。思ったほど焦げ目はつきませんでしたが、外側は適度に硬くなっている。これをスプーンを使って壊し、含ませておいたカレー粉が馴染む程度のかき混ぜて、それから口に運ぶ。
これが欲しかったんやあああああ!!!!
と、叫びはしませんでしたが、「これこれこれこれ!」とひとりで頷いてしまう仕上がり。
まさにこれこそ、私が四代目けいすけに惚れ込んで通い詰める理由のひとつとなったシメ。濃厚な海老の風味に、カレーのスパイシーさと焦げたご飯の食感も加わり、最高に美味しい。このあいだ、店舗で食べたときにどうしても物足りなく感じた要素を、自宅で補うことができました。ああ、ようやく満足した。
まあ、もっと言ってしまえば、“麺は冷や盛りよりも片面を焼いた焼き盛りのほうが好きだった”とか、“ライスボールは揚げたほうがいいのでは”というのもあるんですが、さすがにぜんぶやるのは手間がかかりすぎる。刻み海苔とライスボールぐらいなら家で用意しても理想に近づけられる、と判明しただけでもめっけもんです。
やり方が解ったので、次に食べたくなったときは、バイクで出かけてテイクアウトにして来ようと思います――あくまで期間限定の復活、と謳ってるので、いつまで出来るかは解りませんけど、売ってくれる限りは。
……しかし冷静に考えると、焼き盛りをやってないこと、トッピングのやり方が違うことは確認しましたが、シメのライスボールの有無じたいは確認してなかった。なので、もしかしたら本当はライスボールまで復活させてくれてた可能性もなきにしもあらず。
とは言い条、個人的には刻み海苔は欲しいところですし、準備さえ整えれば家で麺を軽く焼くことだって出来る。そう考えると、私にはやっぱりテイクアウトの方が次ごうが良さそうなのです。ほんとに、いつまで提供してくれるかなあ。
写真を撮ってれば、視覚的にも再現度を検証出来たのですが、何せ早く食べたい一心だったせいで、工程はいっさい撮影してませんでした。こんどやることがあったなら撮影しておこう。
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