つけめんTETSU 御徒町らーめん横町店に行ってみた。

　24日、最後の午前十時の映画祭10を鑑賞したのち、またしても御徒町駅そばのらーめん横町へ。もう１軒、ここは立ち寄ってみたい、と思っていたお店を訪ねてみました。
　東京を代表するつけ麺店のひとつ、つけめんTETSUの支店です。実のところ、本店も自宅から徒歩で行けないこたないんですが、御徒町駅そばのTOHOシネマズ上野を利用する回数が多く、他の劇場に行く場合もここが通り道になることが多い私には、こっちのほうが立ち寄りやすかったのです。
　注文したのは、味玉つけめんのあつもりです。一定量までは同額で麺を増やせるみたいですが、私は逆に、並盛りより少なくして貰いました……なにせ午前中にちょっと吐いているので、この時点で気分は改善しているとはいえ、食べきれないのは悲しいし申し訳ないので。
　つけ麺は通常、麺は冷水で締めた状態で提供されますが、それを浸すことでつけ汁が冷めるのを厭がるひともあり、あつもりを提供するお店も多い。この店も同様なのですが、一風変わっているのは、あつもりの場合、麺が鰹出汁に浸った状態で出てくること。なるほどこれだと確かに麺は冷めにくい。
　ここのつけ汁は豚骨ベースに魚介を合わせた、いちばん濃厚なタイプ。ぶっちゃけ、午前中に気分が悪くなってる私には、店内に漂う匂いが若干キツく、無事に食べきれるかしら、と不安でしたが、食べてみると意外と重たくない。味は濃厚ですが、まとわりつくことなく、味と香りがすうっと胃に落ちていく感じ。とみ田あたりと比べると細めですが麺のコシと風味が強く、つけ汁にたっぷり浸しても麺のほうが勝っているのが、このほどよさを生んでいるように思います。つけ汁の中のチャーシューも肉の風味は留めつつ柔らかで優しく、思った以上に食べやすかった。
　結果、麺を完食しても胃のダメージはなし。これだけ食べやすければ、普通の並盛りにしてもらっても良かったかも知れません。
　カウンターに置いてあるスープ割りはたぶん鰹出汁だと思われます。店によっては、割っても割ってもつけ汁だけだとくどすぎて最後はしんどくなることがあるんですが、ここは割ると優しさが増して非常に呑みやすい。私は体の事情からなるべくスープは飲みすぎないようにしているのに、あやうくぜんぶ呑んでしまうところでした。……まあ、呑みすぎたとしても、あとの食事で調整すればいいんですが、この日は特に午前中にリバースやらかしてますし、大事を取って控えめに。
　正直に言えば、私の好みからするとちょっと麺に思いのほかパワーがありすぎる印象ではありました。しかし美味しいのは間違いないので、たぶんまた来ます。

　ちなみに御徒町らーめん横町にはもう１軒、気になってる店があります……が、そこだけは私にとってだいぶハードルが高い。
　コンビニ販売のカップ麺でさえ大幅に薄めた私に、蒙古タンメン中本の実店舗で無事に済む自信はありません。
　調べてみると、メニューによってはまったく辛くないものもあるようですし、辛さに慣れればその向こうに新たな世界が開ける、とも聞くのですが、まだ挑む勇気が出ません。でもまあ、そのうちに。