反応が微妙に間違ってる気がする。[レンタルDVD鑑賞日記その849]

呪われた心霊動画 XXX_NEO 18(Amazon.co.jp商品ページにリンク)

 5月10日に、2023年10月リリースの『呪われた心霊動画 XXX_NEO 18』を鑑賞。パンク修理の様子を興味本位で撮影していた投稿者を襲う奇怪な出来事《釘》、個展を開催する場所までの道程を撮影していた投稿者の異様な体験《ジャメヴュ 未視感》、投稿者の住んでいたマンションの傍で事故が起きたあとに始まった恐怖《顔鬼 中央分離帯の女》など、全6篇を収録。
 クオリティの高さでは、生き残った怪奇ドキュメンタリーでは間違いなくトップクラスのシリーズ……だと思うんですが、今回はちょっと微妙。
 なんで微妙なのか、というと、今回、怪異の出所が謎すぎるものが多いから。《桜の樹の下には》や《取り憑く情景》はなんとなく因果関係が出来ているように見えますが現象が唐突すぎるし、《釘》や《ジャメヴュ 未視感》に至っては、もはや災難としか言いようのない代物。まあ、常識を逸脱した出来事なんてこのくらい唐突に起きるものだ、と受け入れることも出来なくはないですが、このシリーズのスタンスとしてはもっと追求すべきだったのではないか。あまりの意味不明ぶりに、このシリーズとしては投げっぱなしの感が拭えないのです。
 また、今回は登場人物のリアクションに不自然な箇所が多かったのも残念。たとえば《釘》で投稿者がのちに遭遇した怪異は、あの状況で他にするべきことを一切していないのが気になりますし、《水槽》の発端となったかも知れない出来事は、あそこでいきなり驚いていることが奇妙。他のエピソードにしても、掘り下げようのあるところがほったらかしにされていて、どうも収まりが悪い。
 ひとつ気づいたのは、今回、スタッフロールが入っていない。毎回、最後のエピソードでいちばん危険な映像を見せる前のインタビュー部分などにスタッフロールが重ねられているのがフォーマットだったはずですが、今回はそれがない。前巻まではどうだったのか憶えてないので、本当に今回からこうなったのかは断言できませんが、或いはスタッフの変更などを境に、スタッフ一蘭を示すのをやめたのかも知れない。実際、このシリーズはこれまで、基本スタッフがほぼ画面に映らなかったのに、今回は顔こそしっかり映ってはいないものの、スタッフが何箇所か入り込んでいて、スタンスの変化らしきものも少し感じる。それが、シリーズにとってポジティヴな変化ならいいのですが、ず~っと高レベルで安定していた仕上がりの劣化を意味するなら、あんまり歓迎したくない。
 とはいえ、同時に借りた『封印映像68』に比べればまだずっと見応えがあるので、まだ追うのをやめる気はありません。次巻は復調してますように。

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