辛い、太い、旨い。

 5月11日の映画鑑賞のあとの話。

 久々の渋谷、しかも飲食店をほとんど開拓していない駅西側での映画鑑賞。予めネットで情報を検索し、気になるところにあたりをつけてありました。
 とはいえ、最近の渋谷の混雑っぷりを確かめていないので、どこが混んでいるかもよく解らない。アタリをつけた店が混んでいたら、もう諦めてファストフードで済ませるつもりでいたところ、どうやら空席があるようだったので、もう何も考えずに入店。
 入ったのは渋谷ストリーム2階にある伊蔵八味噌らーめん。中華そば つけそば 伊蔵八というお店の系列らしい。実は伊蔵八というお店、前々から存在を知っていて、いつか訪ねてみたかったのですが、まさか系列店を先に訪ねることになるとは。
 明るいバーみたいな洒落た装飾で、割と入りやすい雰囲気。仮に調べてなかったとしても、ラーメン好きはちょっと興味を惹かれるのではなかろうか。

伊蔵八味噌らーめんの三種のラー油味噌らーめん、トッピングに味玉。

 店名通り、味噌ばかりのメニューから選んだのは、三種のラー油味噌らーめん。トッピングには毎度ながら味玉をチョイス。まず普通の味噌らーめんを注文したほうが良さそうなもんですが、下調べの時点で、ラー油を3種類もミックスした辛味、というのに惹かれてしまって、他の選択肢は思いつかなかったのです。
 ルックスはほぼ一般的な味噌らーめん。ただしコーンは入っておらず、モヤシは少なめ。あとは煮込んだチャーシューが1枚に刻んだネギと、具材自体が少ない。習慣で味玉を付けましたが、トッピングは必須だと思う。
 しかしスープをひとくち啜ると、パンチと変化が豊かで、これだけでけっこうな満足感がある。味噌を漕がしているのか、ちょっと風味が強いのもさることながら、3種類のラー油のインパクトが強い。唇がヒリヒリするくらい辛いけれど、しかしスープを啜るのを止められないくらいクセになる風味。
 3種のラー油がどういう組み合わせになっているのか、はデータが見つからないので定かではないのですが、1種は恐らく、刻んだネギに乗せられた食べるラー油のことだと思う。これが、あとからスープに混ぜ込むことで、味わいを変化させてくれるのもいい工夫。ただ辛いだけでも若干飽きは来るものですが、よりピリッとした辛味を加えてくれるので退屈しない。
 そして個人的にいちばん唸らされたのは麺です。一般的な味噌ラーメンでは中太縮れ麺が主流ですが、ここは二郎系に見られる、ワシワシの太麺なのです。このムチッとした歯応えが、スープの香ばしさや辛味のインパクトをしっかり吸収しつつ存在感を発揮している。しかも、狙っているのかいないのか、太さがランダムで、やや細めの麺が混ざっているのも面白い。この食感の変化も、食べ進める楽しさを演出してます。
 これは想像していた以上にアタリかも、と嬉しくなって夢中で食べていたら、気分的にはあっという間に完食。食券機では確か“とろ~り味玉”と書いてあったのに、とろみが申し訳程度だったことがひとつだけ残念でしたが、あとはかなり私好み。この付近に映画鑑賞に訪れるときの、立ち寄り先の候補に毎回入れて置いていいかも、と思うくらい。なかなかきっかけを掴めず訪ねられずにいた本店にも、そのうち立ち寄ってみたい。

伊蔵八味噌らーめん、店頭。
伊蔵八味噌らーめん、店頭。

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