彼女が“自分”を選んだ日。

 本日は2ヶ月にいちどのお楽しみ、爆笑問題withタイタンシネマライブの日です。いつもはTOHOシネマズ日比谷で観ていますが、これも大つけ麺博に行くため、TOHOシネマズ新宿に一時変更します……正直、イベント上映の特別な感じは新宿の方がまだ出るんで、こっちのほうがいいんですが、交通の便とか考えると、ね。
 今週は色々と予定が重なっていて、透析をやる時間が確保しづらい。前日の夜はフリーで酒林堂チャンネルの配信イベントを楽しみ、きょうも夜は実施する時間がないので、久々に午前中に透析を行うことに。
 本題の前に鑑賞したのは、ダイアナ妃が離婚を決意するに至ったクリスマスを挟んだ3日間を描いたドラマスペンサー ダイアナの決意』(STAR CHANNEL MOVIES配給)。スケジュールを調べてたら、このあとのタイタンシネマライブまでの時間繋ぎに最適だったのはこれくらいだったため、悩む余地はありませんでした。きのう『プリンセス・ダイアナ』を観てきたのも、本篇よりあちらを先に観ておきたかったので、芋づる式に決まりました。
 ……先に『プリンセス・ダイアナ』観ておいて正解でした。まあ彼女の経歴について大まかな予備知識はあったとは言え、本物の映像を編集したドキュメンタリーを観たあとだと、本篇の誠実が実感できますし、説得力が大幅に増します。ダイアナ妃本人もそうですが、エリザベス女王やチャールズ皇太子など、全員の衣裳がかなりリアル。そして、彼女に何があったかを映像で辿ることが出来た、というそのこと自体が、本篇で描かれるダイアナの苦悩を裏打ちする。むろん本篇の中でも、なにが彼女を追い詰めたのか、はこの上なく丁寧に描かれてますが、実態を知ったうえだと尚更重い。
 冒頭で“本当の悲劇を元にした寓話”と提示される通り、この通りの出来事があった訳ではないでしょうが、小道具や王室の慣習の執着的な描写により、ものすごいリアリティがあります。同時に、決して王室や従者が彼女を追い込もうと意図的にしていたわけではない、という理性的なスタンスも絶妙。彼女がこの決断のあとも決して解放はされず、更なる悲劇が襲うことは世界の多くのひとが承知の通りですが、少なくともこのラストシーンの一瞬の解放感は信じたくなる。正直、想像していたよりいい映画でした。

 このあと大つけ麺博での夕食、本題のタイタンシネマライブ、と続きますが、いずれも項目を分けて後日アップします。明日、あさってはここでネタに出来る用事ではないし。

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