大つけ麺博2022、4杯目にして初のつけ麺、ってどういうことだ。

 14日、映画とタイタンシネマライブのあいだに、当然のように大久保公園に赴き、大つけ麺博にて夕食です。
 1時間くらいある、とは言い条、劇場には余裕をもって戻りたい。そうすると列の長い店は論外。幸い、はじめから候補に考えていたお店がけっこう早そうだったので、悩む必要はありませんでした……いちおう会場ぐるっと巡ってはみたけどね。

ストライク軒 NOODLE STUDIOのシンカー REBORN2022、トッピングに味玉。

 選んだのは兵庫県、甲子園球場に店を構えるストライク軒 NOODLE STUDIOのシンカー REBORN 2022、トッピングとして今回も味玉を追加。他にパクチーなどもありましたが……自分から追加するほどパクチーは好きではないので、けっきょくいつもの味玉なのです。
 名前からはどういうメニューなのか解りませんが、こちらはつけ麺です――なんと今回の大つけ麺博で、私が初めて食べるつけ麺。出てはいるのだけど、1日あたりの出店数が少なく、ラインナップにあっても行列がひどくて並んでいられない、という場合が多かったのです。きょうこちらを選んだのは、大つけ麺博なのにつけ麺を食べてない、という状態を終わらせたかったからでもある。
 つけ汁はハマグリ鶏白湯に、エッセンスとしてトリュフがまぶしてある、という贅沢な仕様……ただ、正直に言いますと、私はトリュフなんぞ食べたことがないので、どういう風に味が加わっているのか解りませんでした。ただ、かなりあっさりとして上品。つけ汁だけ啜るとちょっとしょっぱさを感じるものの、たぶんそのまんまでも飲みきれる。
 麺は一般のラーメンでよく使われているような、中細くらい。ストレートだけどもちもちでツルツル。つけ汁が思いのほか上品なので、鶏白湯やハマグリのふんわりした風味とともに、ちゃんと小麦の風味や弾力も楽しめる。つけ麺主流である豚骨魚介のパンチ力はないのですが、くどくないので非常に食べやすく箸が進みます。なんか今年の大つけ麺博はこういうお店に当たりやすい。
 具はローストチキン2枚と、別盛りになったプチトマトと細かく刻んだネギ。つけ汁に散らしてある蒼っぽいものはたぶんトリュフを散らしたものではなかろうか。断言は出来ませんが、つけ汁のなかにも少し刻みネギが入れてあったと思う。いずれも全般に主張は強くないのですが、それゆえに優しい麺とつけ汁と非常にいいバランスです。油っぽさがなく、しかし適度にしっとりとしたローストチキンもいい感じに口のなかをまろやかにしてくれますが、意外と侮れないのがプチトマト。特に指示はなかったので、半分くらい麺を食べたところでシンプルに囓りましたが、酸味がいい具合に口のなかをリセットしてくれます。お陰でまったくもたれる感じも飽きもなく、気持ちよく最後まで麺を平らげることが出来ました。
 スープ割りとして、麺にかけてある昆布水をそのままスープに注ぎます。だいぶ麺が吸ったのか、少なくなっていましたが、希望すると追加もしてもらえるっぽい。私は、そもそもつけ汁そのままでも飲めそうだったので、器に残っている分だけ流し込み、しっかりと完飲。
 あまりにも食べ易すぎて、大つけ麺博規定の容器の盛りでは物足りない、というのが正直なところ。しかしそれゆえに、こういうイベントでハシゴをするときに挟みやすいかも知れません。きょうはわりと好調でしたが、体調によっては濃厚なつけ麺が重たく感じる私からすると、不調でも楽しめそうなこのメニューはけっこう嬉しい。機会があれば実店舗に立ち寄ってもういちど食べてみたい1杯……例によって、わざわざ兵庫に行く用事は思いつかないのですが。

ストライク軒 NOODLE STUDIOブースの看板。

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