天使だって恋に落ちる。

 プログラム切替直後の月曜日は午前十時の映画祭14を観に行く日です。
 しかし今日は、押さえたチケットをあえて無駄にしようか、ちょっと悩みました。前日から豪雨の予報が出始めているうえ、実は木曜日くらいから歯が痛い。土曜日の夜はだいぶ辛く、鎮痛剤とリステリンのうがいで何とか緩和させてるような状態でした。土曜日の午後と日曜日は歯科が休み、ちょうど今日の夕方に定期診察の予約を入れてあった、と言い条、果たしてそれまで耐えられるか。嵐のなか出かけるくらいなら、予定を繰り上げて通院しようか、と思ったのです。
 まあ結局は、今後の予定も考慮して、頑張って出かけることにしました。少なくとも朝は、ごく問題のない降りで済んでいましたが、大事を取って劇場まで外を歩く距離が短くて済むルートを選択。
 いつものTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞した今コマの作品は、『PERFECT DAYS』が大ヒットとなったヴィム・ヴェンダースの代表作のひとつ、人々の営みを観察し続ける天使がひとの世界に舞い降りてくるさまを描くファンタジー・ドラマ『ベルリン・天使の詩』(フランス映画社初公開時配給)
 ひたすら洒落ていて、しかし深い。あんなにモノローグが多いのに説明がほとんどなく、天使が人々の心を読み観察している、というのもすぐに解らないのですが、このシステムゆえに多くの人々の心象が無数にちりばめられ、星空のような趣がある。
 有史以前から人間を見届けてきた天使たちも、結局は実態を持たない存在で、苦悩する人々に囁くことは出来ても本当に救うことは出来ない。それでいて、子供は見ることが出来るし、純粋な人は気配を感じることも出来る。そのもどかしさと、やがて生まれる憧れが、天使を行動に導いていく。
 そこに教訓の類があるわけでも、何かを示唆するわけでもない。ただ、まだベルリンの壁が残っていた時代に、優しさと救いを予感させる快い物語となっている。いい映画です。

 映画鑑賞のあと、恐る恐る劇場を出てみると、やっぱり予報されていたほど激しい降りではない。ソコで、例によって例の如く日本橋ふくしま館に赴き、イートインにて昼食。現在は鈴木飯店が来ています。このところ、ここでは毎回、会津白べこらぁ麺を注文してましたが、今日は魚介つけ麺を注文。ここのは辛いんだよな……と思ってたら、種類が違うのか、濃度抑えめの一般的な魚介つけ麺に近い仕様でした。
 味自体は問題ない……が、私のほうには問題がある。つけ汁の魚介の粉末や海苔がちょうど歯の痛むところを刺激してしまってまあ辛いったら。とにかく家まで帰り、夕方まで仮眠を取って次巻を潰し、歯科にて治療をしてもらって、いまようやくちょっと沈静したところ。かなり厄介なところが傷んでいるようなので、しばらくはまたこまめに通うことになりそうです。

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