日本橋ふくしま館 MIDETTEにて若武者に会う。

 3月8日のレポート。

 日本橋に映画鑑賞に行く日は、とりあえず日本橋ふくしま館 MIDETTEのイベントスケジュールを確認して、イートインの出店を確かめるのが習慣になってます。老麺まるやが来ていれば、最優先じゃないけど安心して立ち寄れるので選択肢がないときの押さえに、他のお店なら状況次第。まだ試したことのないお店なら必ず足を運ぶようにしてます。
 先日、スケジュールをチェックした時点では、イートインの予定が記載されておらず、この日は食事は出してないらしい、と他のお店に行く気になっていた。しかし、前日にふともういちど確認してみたら、《濃厚福島鶏白湯:若武者》という文字がある。ときどき出店しているのは知ってましたが、私の予定に合ったのは初めて。
 というわけで、映画鑑賞のあと、迷わずふくしま館に向かいました。

若武者の福島鶏白湯、トッピング味付玉子。

 注文したのは福島鶏白湯――というか、この日はこれしかメニューに出してない。トッピングや大盛りは可能でしたが、初めてのお店なので盛りは普通に、トッピングは味玉で。
 公式サイトには“濃厚”の文字がついているくらいで、実際非常に濃厚なスープ。とろみさえある白湯です。えぐみはなく、ちゃんと旨味も感じられる。とりあえずスープだけ立て続けに啜ってみたり。
 麺はストレートの細麺……と思われますが、軽く縮れているような気もする。ただいずれにしても、この濃厚なスープを過剰にまといすぎず、適度に味を引っ張ってくれるのでパランスがいい。量的には、大盛りでも良かったかも知れません。
 具材は青ネギとメンマ、チャーシュー、そして焦がしたなにか……お店の方に確認してこなかったので正体は解りません。しかし、この焦がしたものが実に効いている。濃厚で、塩味もしっかりしてますから、やもすると倦んでしまいそうになるところを、この香ばしさが絶妙なアクセントになっている。
 青ネギのシャキシャキとして爽やかな味わいに、焦がしたなにかの香ばしさが、麺を啜り終えてもレンゲを止めさせません。麺自体がそれほど分量が多くなかったこともあいまってか、気づけばスープまでぜんぶ飲み干してしまいました……身体に良くないのは解っていても。
 想像よりも遥かに美味しくて満足でした。ここに出張してくるお店は基本的に福島にあるので、再度出店する機会を待たなければ食べられないのですが、実はこの麺処 若武者は浅草に支店があったりする……なので、わざわざふくしま館で食べる必要もなかったんだけどね。
 いちばん下に埋め込んである地図は、浅草店のものです。そのうえにある写真はふくしま館入口に貼り出されていた出店案内……なんだけど、心なしか、こっちの写真のほうがスープが濃厚だな。まあいいけど。

日本橋ふくしま館 MIDETTE入口前の柱に掲示された、麺処 若武者出店の案内。

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