『ぱにぽにだっしゅ!』第十話

 オープニング・テーマが変更。……悪くはないんだが、前の曲のインパクトが凄まじすぎただけに、慣れるのに時間がかかりそうだ。背景のタッチは前のスタイルを踏襲してます、が出来れば黄色に白の字を載せるのは勘弁して欲しいぞ。

 内容は夏休み明け初日の自由研究発表会(高校生なのに……)+ベホイミ&メディアの後ろ暗い人達が何故か無数の爆弾と格闘するの回。ついでに十分ちょっとぐらい旧ヴァージョンに戻るベホイミ含む。

 このアニメのスタッフ、そんなにベホイミが好きなのか、と思うくらい、またしても作画のクオリティが異常に高い。旧ヴァージョンに力が入るのはまだしも、新ヴァージョンでさえ絵的な見せ場があるのはいったい何なんだ。いや、俺も好きなので文句はないんだが。

 爆弾パートで意味不明の緊張感を漂わせて笑わせる一方、自由研究のほうでは1年C組の個性が弾けてます……それにしても桃瀬くるみが不憫だ。実は前回と髪型が変わっているのにそれを指摘してくれる人すらいないなんて! まわりが弾けた分、一条さんが若干トーンダウンしているのが珍しい。相変わらずとんでもねーものを見せてはくれるのですが。

 個人的に物足りないのは、自由研究パートと爆弾パートの絡みが緩いこと。終盤でベッキーたち1年C組の面々が絡んでいくきっかけにはなっているし、ラストのおまけでもちょっと使われているが、どうせならもう一ひねりに利用して欲しかったのです。

 とまあ、腐してはみますが、流れがきっちりしていたので個人的にはこのアニメ版でいまのところいちばん上出来、と思ったエピソードでした。どうでもいいが誰だ『愛はさだめ さだめは死』とか黒板に書きやがった奴。

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