『イントゥ・ザ・サン』監督:ミンク/製作総指揮・原案・脚本・主演:スティーヴン・セガール/配給:Sony Pictures Entertainment

 どれほど慌ただしくても、行かないほうが却って鬱屈を溜めこむのは目に見えているので、週末の映画鑑賞だけは欠かしません、事情がない限りは。そんなわけで、本日もバイクにて有楽町方面へ。

 訪れたのは、三月に『香港国際警察 NEW POLICE STORY』を観に来て以来の有楽町スバル座。座席が痛い、観ていて躰に堪える、などと訴えて、行動圏内でここ以外にかかっている劇場がない、などの事情がない限り避けていた小屋ですが、その後客席を改装したとのことで、いずれ座り心地を確かめに来るつもりでいました。が、再開後に上映される作品は大抵よそで観たあとのものだったためになかなか訪れるきっかけがなく、途中で二週間ほどアスベスト対策のために(!)再度改修が行われる、という展開を挟んで、ようやくの訪問です。けっこう楽しみにしてました。

 他に多数のテナントが入った複合施設ゆえ、一階の受付や二階の入口、ロビーなどは従来のままでしたが、劇場に入ると確かに面目を一新している。昨今主流となったボトルストッカーつきのゆったりとした座席に変更され、配置もやや変わっている。座ってみた時点では、前に人が座ると頭が邪魔になりそうかも、と感じたのですが、スクリーンの位置がやや高めに設定してあるために、それもさほど問題になりませんでした。音響がいまいちだったのが残念ですが、それ以外の点ではストレスを感じない状態になったので、今後ここだけで掛かる作品があっても抵抗なくお邪魔できそうです。

 そして改装後初めて鑑賞したのは、これもある意味ずっと昔から楽しみにしていたタイプの作品。親日家で知られるスティーヴン・セガールが自ら監修と脚本を手懸けた、日本を舞台に展開するハリウッド流任侠アクションイントゥ・ザ・サン』(Sony Pictures Entertainment・配給)。とりあえずわたしは非常に楽しんだ。もともと話の出来などには期待していなかったので、セガール風の日本の描写とアクションを存分に堪能できただけで大満足。詳しい感想は、「召しませ濃縮セガール汁。」からどうぞ。このフレーズにたじろがず、寧ろ興味をそそられるぐらいの人ならまず確実に楽しめるはず。

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