『ゴルゴ13』Target.2 ROOM・No.909

 ゴルゴが証券取引所の依頼で、専横著しい大物を射殺したとき、彼らしからぬ手違いで、薬莢を落としてしまった。刑事達は、殺害現場から五百メートルも隔たった地点に残された痕跡に訝しさを覚えながら、手懸かりを求めてやって来る。他の刑事が半信半疑の中、サム刑事は、部屋から現れた男――デューク東郷と出逢った瞬間、彼が犯人だと確信する……

 ストーリーは前回に比べると格段に面白い。あくまでキャラクターの個性を見せるために消費された前回を土台に、あまりに神憑りな狙撃術を駆使する暗殺者の凄みを、第三者の視点から巧く描き出しています。異常な弾道計算とか策略とか、そういうのをちゃんと拾ってこそゴルゴでしょう。

 舞台が完全に都会であるため、前回のように背景が日本ぽい、という違和感は多少なりとも抑えられているのも奏功しています……と言っても、相変わらず人は動かないし動いてもぎこちないし、依頼者と落ち合う遊園地なんか、その狭苦しさなどがやっぱり日本ぽいのですが。しかし少なくとも前回よりはまし。

 初回を観たときはどうなることかと思いましたが、今回の印象や次回の粗筋からすると、当面は何とか楽しめる仕上がりにはなりそう。……ま、ツッコミどころが多くてもそれはそれで楽しめるんですが。

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