TOHOシネマズのフリーパスは今日含めあと４日の命。というわけで本日もハシゴ――といえば普通は続けて鑑賞することを言うので、今日はちょっと違う。午前中に１本観たあと帰宅し、夜になってからまた出かけるという。……仕方ないのです、夜に観る奴は１日１回きりの上映で、現在TOHOシネマズ西新井にかかっている作品で、私が観ていないものは、これとうまくスケジュールを合わせることが難しく、あいだが１時間ぐらい空いた挙句に帰宅は日付が変わってから、ということになりかねなかったので、こういう変則的なハシゴになったわけです。
ともあれ、午前中に鑑賞した１本目は、妻夫木聡主演にて、脅威的な感染力を備えたウイルスに襲われた日本の姿を描いたパニック・サスペンス『感染列島』(東宝・配給)。予告編で興味を惹かれて、いずれ観るつもりでいた１本なのですが、そろそろ観に行くか、と思った矢先に映画プロデューサー・一瀬隆重氏のブログで酷評されているのを目にして、ちょっと身構えて鑑賞したのですが……ああなるほど、酷評するのも理解できる。狙いも素材も悪くないんですが、社会のパニックがあまり感じられないし、その僅かな描写とドラマの展開に齟齬を来していて説得力が乏しい。役者は頑張っているしいい要素もあるんですが、トータルではちょっと褒められない出来でした。んー。
買い物とか上の感想をアップしたりとかしたあと、日が暮れてからふたたび外出。本日２本目は、うすた京介の人気漫画を『秘密結社鷹の爪』の蛙男商会がアニメ化した作品の劇場版『ピューと吹く！ジャガー〜いま、吹きにゆきます〜』(DLE Inc.・配給)。きのうの『20世紀少年』同様原作を読まず、ただ蛙男商会だから観に行ったのですが、さすがに面白い――ただ、出来としては併映の、蛙男商会ではなくパンダ工場制作による短篇『エト -ETO-』のほうが良かったように思います。今回『ピューと〜』はちょっと長篇としての組み立てが悪かった。クライマックスのネタは大好きですけど。
……明日はさすがに１本だけの予定です。でも１本観るんだな……既にチケット押さえてあるんだな……。
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