定額レンタル第９便。

　今日は、今週いっぱいで終了予定の作品をまとめて拾って来ようと考えていたのですが、まだ疲れが抜けていないようで、軽く昼寝のつもりで横になったら派手に寝過ごし、１本だけ観てくるのも面倒なので外出は取り止め。ちょうど届いた月額レンタル第９便に含まれていたDVDを鑑賞することに。もう１枚はCDです。

　作品は、現地では自殺の名所としても知られるゴールデン・ゲート・ブリッジで定点観測を続け、飛び降りた人々の姿と、その周囲の人々へのインタビューによって、自殺する心理とその影響とを綴ったドキュメンタリー『ブリッジ』(TORNADO FILM・配給／Amuse Soft Entertainment・映像ソフト発売)。

　発表された当時は「人の死を弄んでいる」という批判もあったようですが、実際に観る限り、決して不真面目な作りではありません。やはりドキュメンタリーの宿命で、話を作れないがための退屈さは免れていないのですが、とても真剣に自殺者の姿と、彼や彼女の死に触れた人々への影響を描いている。終盤からは構成も噛み合って見応えがあり、ドキュメンタリーとしても良質の仕上がりです。

　明日には返却予定。……しかし明日こそはちゃんと劇場に足を運ばないと。