渋谷駆け込み映画鑑賞。

 日本での公開情報が出るずっと前から楽しみにしていたのに、タイミングが合わず今日までずるずると見送っていた作品が、今週いっぱいで上映終了と知り、慌てて映画館へ。……まあ実際には先週ぐらいに気づいていたので、木曜日までのどこかで観るのは決めてたんですけど。

 夕方に向かったのは渋谷、西口を出て歩道橋を渡ったところのアニメイト、その上の階にあるシアターN渋谷。日販が出資していて、映画関連の書籍も置いていることを売りにした、当初はもー少し文芸寄りで攻めるのかと思っていたのですが、気づけばすっかりホラー中心になってる劇場です。お陰で観たい作品は頻繁にかかっているのですが、なかなかタイミングが合わず、今年に入って2度目の訪問。

 作品は、『SAW』第1作で一躍注目の映画監督となったジェームズ・ワンの長篇監督第3作、ブライアン・ガーフィールドの小説をもとにしたヴィジランテ映画狼の死刑宣告』(Happinet・配給)

 これまでの、アイディアが物語をひっくり返すようなタイプではなく、ある意味ストイックなヴァイオレンスものです。暴力に平和が蹂躙され、復讐を志すものの、更に大きな犠牲を払うことになる。結果として再び立ち上がるまでの過程のリアリティ、最後の虚しくも爽快な余韻が秀逸な作品でした。でもいちばんの見せ場は、高層パーキングでのワンカットによる追跡劇と、クライマックス手前での親父ふたりのやり取りです。

 下のアニメイトで軽くお買い物をしてから帰宅。なお、今月中にもー1回この劇場を訪れる予定です。

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