クルマ2本立て。

 きのう折角フリーパスを発行したので、活用すべく早速ハシゴを実施……いや、実のところ、そこまで無理をしてハシゴをするつもりはなかったんですが、スケジュールを調べていたら、面白い取り合わせがあったので、衝動的に押さえてしまったわけで。それこそフリーパスがあるし!

 午前中に、買い物がてらチケットを押さえておいて、午後にもういちどお出かけ。午前中は自転車を使いましたが、急に雨のマークがついてしまったので、午後は大事を取って電車を利用しました。出かけている時間が都合6時間ぐらいになると、さすがにそのあいだに雨がまったく降らないとは言えませんから。

 TOHOシネマズ日劇、9階のスクリーン3にて鑑賞した1本目の作品は、ピクサー最新作、意志を持ったクルマたちの世界で繰り広げられる冒険を描いたシリーズ第2作カーズ2(3D・字幕)』(Walt Disney Studios Japan配給)

 前作も観てるし最近はピクサーはハズレがないし、というので観たんですが……うーん。意図するところは解るし、出来は悪くないんですが、どうもテンポが良くない。007もどきのスパイ・アクション部分と、メーター&マックイーンの友情に関する描写が、いまひとつ噛み合っていない印象。アクションのアイディアや、前作よりも広がりを持った映像描写は悪くないんですが、如何せんあのピクサー作品と考えるといまひとつ。相変わらずの芸の細かさは愉しいので、私は満足したんですが、評価が伸び悩んでいるのも宜なるかな

 鑑賞後、マリオンを出て、少し喫茶店にでも入って休憩を取るか、と思いましたが、表にやたらと人が多かったので、自販機でボトル缶を買ってマリオン9階に逆戻り、18時30分の開場を待って、TOHOシネマズ日劇のスクリーン2に入場――そう、お隣なのです。さすがに隣同士で、1時間程度のゆとりがあると行動も色々と楽。

 そうして鑑賞した2本目は、『デビル』から始まった、日劇のレイトショー限定でのプログラム第2弾として公開された、ニコラス・ケイジ主演によるヴァイオレンス・アクションドライブ・アングリー3D』(日活配給)。クルマを擬人化したファンタジー世界から、クルマを破壊兵器にして壊しまくるという暴力世界へ、というアホな取り合わせが、同じ日劇の枠内で可能、というのが妙にツボに嵌って、わざわざハシゴしてしまったのです。

 ……ああ、これはいいなあ。予告篇を観て予想できる範囲内でも充分にバカでしたが、実物にはその斜め上のアイディアが組み込まれていたせいで更にバカ。ただ、その見せ方がなかなか気が利いているので、振り回されるのが心地好い。生真面目な人には耐えられないでしょうが、『グラインドハウス』あたりが好きな人ならきっとハマります。

 ちなみに、3D映画でハシゴしたのはこれが初めてです。以前の貸し出しタイプのごつい3D眼鏡のままだったら二の足を踏んでいたでしょうが、配布式、しかもクリップ型のものを導入してくれたお陰で、だいぶ楽になりました。さすがに4時間も観ていると若干眼が疲れましたが、こんな長時間いれば普通の映画でも疲れます。

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