90分で疑似体験する生命約140億年の歴史。

 週末は封切り映画を鑑賞する日……と断言できるほど最近は必ず封切りを観ているわけではないんですが、今日は厳密には昨日の封切りですが、間違いなく公開直後の作品を観るために夕方から日比谷へ……昨日、思っていた以上に身体に無理がかかっていたようで、だいぶ消耗気味でしたから、大事を取って移動は電車にしました。

 訪れたのは今月2度目のTOHOシネマズシャンテ、鑑賞したのは『ツリー・オブ・ライフ』のテレンス・マリック監督作品、生命の誕生から人類が文明を築くまでの軌跡を描いた壮大すぎるドキュメンタリーボヤージュ・オブ・タイム(吹替)』(GAGA配給)

 間違いなく、多彩なイマジネーションと繊細な構図、編集といった高い映像センスがあって成立する凄い作品なんですが……それでもじっと向き合うのは辛い。前の『ツリー・オブ・ライフ』よりはまだましですが、それでも終盤、うっかりすると意識が飛びそうでした。映像の意図を汲み取りながら監督の考える生命の歴史を辿っていくのは刺激的なんですけど、90分はキツい。帰宅後にパンフレットを流し読みしたら、どうもプロデューサーが90分の尺に抑えるよう提言したそうですが、実にいい判断だったと思います。2時間あったらたぶん落ちてた私。

 いい作品ではありますが、解釈する愉しさにはあんまり共感しないひとにはお薦めしません。あと、疲れきってるひともひとまず避けましょう。体力回復させてから挑んでください。

 本日は午前中からずっとこんな感じだったので、作業も映画感想の宿題も進まずじまいでした。

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