レンタルDVD鑑賞日記その660。

 昨年7月にリリースされた『封印映像42 死水』を鑑賞。旅先でデリヘルを読んだ投稿者が体験した異様な出来事“泣く女”、突如送られてきたメールに添付された都市伝説めいた動画“お手入れさん”、恋人との撮影中に発見した奇妙な現象とその顛末“アメダマリ”、あるアパートの一室で記録された怪奇現象を解決するためふたりの霊能力者が立ち向かう表題作の全4篇を収録。
 嫌いではないんだけど不自然の度が全般に過ぎるのはどうにかならないだろうか。特に“泣く女”、遭遇したら確かに怖い現象ではあるけれど、作りが雑なので失笑の方が勝ってしまう。
 しかしもっと気になるのは巻末の表題作。肝心の動画のわざとらしさを許すとしても、ドキュメンタリー部分で描かれる解決の手順がいまいち納得できない。なんで常連の霊能力者にひとり加えなきゃいけないの? いつもの人だけじゃ駄目な案件なの? どうして?
 プロセスに工夫はあって、フェイクだ、というのを承知の上で鑑賞すればホラーとしての創意は感じるからいいんですが、あくまで“ドキュメンタリー”の体裁で発表するなら、もうちょっとリアルを感じさせて欲しいのです。

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