『マシニスト』監督：ブラッド・アンダーソン／主演：クリスチャン・ベイル／配給：東芝エンタテインメント

　気分転換に我ながらいったいどこが拾ってくれるんだろうこんな趣味的なネタ、と思えるお話の土台作りなどしつつ、何とかこっちの感想も脱稿いたしました。「でも実際には一年も経つ前に限界が来るとは思いますけどー」からどうぞ。でもそんなのは大した問題ではないのです。そう思わせてしまう世界観の強度が凄い。

　ちなみにこの作品の監督は、こちらも上映時ちょっと話題になった心理サスペンス『セッション９』の監督・脚本を手がけた人物。私は当時まだ今ほどには映画狂いになっていなかったため劇場では見逃し、のちにＤＶＤで購入してちゃんと鑑賞したものの感想は書かずじまいだったのですが、こちらはネタ的にはあまり面白みはないものの、心理サスペンスとしてはその肌が粟立つような緊張感の演出が秀逸でした。気になる方はそちらもどうぞ。