起きて窓の外を見ると、屋根の上に薄く白々と積もった雪。観念して、今週もバイクではなく電車にて映画鑑賞へと赴く。当初は池袋でしばらく前に敬遠したアレを観ようかと思っていたのですが、池袋に行ったらデフォルトで訪れるつもりの屋上の店がさすがに今日は寒そうだったので見送り、次いで候補に残していた日比谷で上映されるとある作品は開始時間を勘違いしていて、気づけば自宅を出なければならない時間が過ぎていたため、結果第三候補にしていた作品のかかっている恵比寿まで足を伸ばす。電車でも恵比寿は遠い。
先週の『マシニスト』ほどではありませんが実はほぼ一年振りの訪問となる恵比寿ガーデンシネマにて、鑑賞したのはリチャード・リンクレイター監督の出世作『恋人たちの距離』の続編にあたる『ビフォア・サンセット』(Warner Bros.・配給)。今年はじめにようやくDVDで観た『ウェイキング・ライフ』も驚異的でしたが、こちらもまたラヴストーリーとしての情感を大いに湛えながらも相変わらず旺盛な実験精神を示した傑作でした。やっぱしこの監督凄いぞ。詳しい感想は「待ち続ける運転手氏の胸中や如何に。」からどうぞ。
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