で、ひとくさり取り込みを終え、『姑獲鳥の夏』の感想も下書きを完成させたところで、時間が来てしまったのであわあわと出発。雨が降りそうなので電車にて移動。地下鉄だと帰りづらかったかもなー、などと思いつつ。
鑑賞したのは、これが公開されたためにしばらくのあいだイギリスでの地下鉄利用客が減少した、という逸話のあるホラー映画『0:34 レイ_ジ_34_フン』(GAGA communications・配給)。どんだけ怖いか、とワクワクしながら観てたのですが――ちょっと話が支離滅裂すぎ。説明不能の出来事が起こる、予測不能の異常が登場人物を見舞う、というのがホラーのひとつの様式とは言っても、そこに筋が通っていないと怖さよりも戸惑いが先に立ちます。先に身の毛のよだつようなシチュエーションを用意してそれを繋ぎあわせたような感じ。ただ、それ故に部分部分の厭らしさは際立っていますし、舞台装置と音響を駆使した演出はいい。何よりフランカ・ポテンテの演技力が作品に骨を通してます。あまり深く考えずに、登場人物に共鳴しながら地下に潜む闇を覗くつもりで観ましょう。詳しい感想は後日、このへんにアップします。
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