『アワーミュージック』監督・脚本・出演:ジャン=リュック・ゴダール/主演:ナード・デュー/配給:Prenom H

 先週に引き続き、本日もまた日比谷シャンテ・シネでの鑑賞。天気予報の様子から電車での移動を覚悟していたのですが、日中はギリギリ保ちそうだと判断して、合羽携帯にてバイクで出発。出来れば丸の内オアゾ丸善にあるらしい歌野晶午氏のサイン本をさきに購入してくるつもりでしたが、『サイレント・ジョー』の感想にかまけたりしているうちに家を出るのが若干遅くなってしまったので見送り。

 それでもかなり余裕をもって家を出たはずなのに、さすがにその筋では神にも等しい扱いを受けているジャン=リュック・ゴダール監督の新作だけあって、劇場に到着してみれば既にけっこうな人の入り。初回全席自由とは言え入れ替え制なので、先週の内にチケットを押さえておいたのは正解だったようです。

 本日の作品は私にとって念願のゴダール監督長篇初体験、サラエヴォでの講演を通して戦争と平和、そして映像表現の極地を突き詰めて描いたアワーミュージック』(Prenom H・配給)。初体験の感想は……広告などでは「ゴダールにしては異例に見やすく感動的」というふうに謳ってましたが、充分厄介です。昨晩限界まで起きて本を読み、そのうえ早起きだったせいもあって、眠気との戦いを強いられました。しかし、内容的には取組み甲斐のある、確かな手応えの感じられる作品であったことは確か。一回でどうこう言うのは難しい、と悩みつつもひととおり書くのにそれほど手間取らなかったのは、結構魅せられた証拠でしょう。感想――なんだか自分でもよく解らない代物になった文章は「冒頭のコラージュに『ブラックホーク・ダウン』と『エネミー・ライン』の映像が使われていたような。」からどうぞ。量が多すぎるし一瞬なので断言は出来ません。どうも北村龍平監督『VERSUS』も使われていたらしいのですが、生憎とこれは未見なのでどれがそうなのか確認できなかったのも残念です。

 やや睡眠が足りなかったうえに重量級の内容だったため疲労困憊となり、帰りに改めてオアゾに立ち寄ることもせず、ファーストフード店にて昼食を購入して帰宅、感想などの下準備したあとはしばし昏々と眠る。起きたら起きたでアニメ二本観て感想書いて本の感想もアップしてまた映画の感想を書いて………………もう、今日はなんにもしたくない〜。

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