本日の引用はちょっと変わったところから。『ハウルの動く城』と『ショート ショート』セット版のみに初回限定で同梱されていたシングルです。もともとは読売新聞の企業CM用に作られた短い楽曲を、まず作詞・作曲・唄を担当した拝郷メイコが自らのアルバム用にロング・ヴァージョンに手直しし、それをジブリのプロデューサーの提案によりCMのテンポとアレンジを膨らませる形で再度作り直したものだそうな。特典として同梱するにあたって製作されたプロモーション映像も収録されていて、これがまた非常にいい作品でした。
今日になって作業の傍らBGVにするつもりでこのDVDを観始めましたが、何せ短い作品ばかりゆえ油断しているとあっという間に話が終わってしまうもので、結局まともに鑑賞して時間を潰してしまいました。短篇のほうが力量がはっきりと出るもので、ジブリともなるとこういう短い作品のほうが見応えがあるように思います。ハウス食品のCMや最近各種映画と同時上映されていたSF三部作も丹念な出来ですし、『On Your Mark』なんか観てて目が潤みましたがな。
話を見出しに引いた曲に戻すと、楽曲としては二分半の短めな作品なのですが、その程良い長さと童謡風の詩想、アコースティック中心の作りに至るまで心地よい。別途アルバム・ヴァージョンが存在するためにこういう扱いになったのも解りますが、特典で終わらせてしまうのは勿体ない気がします。ちゃんとリリースしないのかなー。
コメント