古畑の前の時間帯、日本テレビ系列で放送していたこちらもちゃんと観てました。いや、当初そんなに興味はなかったのですが、ギリギリになって杉江松恋氏が問題作成に協力している、ということを知り、「そういうことはもっと早く言えー!」と思いつつ録画して鑑賞。
なかなか気合いの入ったバラエティ番組になってました。一問目の問題VTRではお笑い芸人たちが容疑者に扮して、お遊びを交えつつもちゃんと仕掛けを鏤めていましたし、二問目では犯行現場となった旅館にいる代理人に、回答者が一定時間だけ捜査をさせることが出来る、というシステムを用意して、不充分な点を自分で確認できる形にすることで臨場感を演出している。司会の船越英一郎が断崖とか捜査本部で回答者を待ち、推理が正解か不正解かを判断する、という手法も面白かった。
正直に言って、肝心の問題はいずれも検証してみればあっさり仕掛けが割れるようなものであり、トリックとしての役割を果たすものではない。が、これはミステリとしての完成度よりも謎解きクイズとしての面白さを追求した結果とも取れますし、実際観ている側も真剣に考えるという楽しみがあって、それなりにカタルシスもありますから、その意味では充分よく出来ている。
ヒントの出し過ぎで、全般に簡単になりすぎたきらいはありますが、それゆえに参加型のゲームとしてのバランスも取れている、と感じました。作るのはけっこう手間がかかるでしょうが、次回があるならまた観てみたい。
コメント
杉江松恋氏が! うう、そうならそうと言ってくれれば見たのに……ショックです。
私も気づいたのが夕方ぐらいで、自分の日記でぐらい触れておこうと思ったときには既に始まってました。すみませんです。
杉江です。
すいません、直前になって言ってしまって。
別に伏せていたわけではないのですが、うっかりと忘れておりました。
実は私も完成版はまだ観ておりません。録画しておいたので、これから観ようと思っています。
好意的な評価をいただいて、ありがとうございました。
いえいえ、本当に楽しませていただきました。次も期待しております〜。