少しずつ“女の子”としての暮らしに順応する一方で、変わらないやす菜への想いと、不可解なとまりの言動に戸惑うはずむ。やがて写生大会の日が来るが、はずむ・とまり・やす菜で一緒に写生する羽目になる……
相変わらずオーソドックスな作り。これはこれで気楽でいいです、が最早すれまくったわたしとしては、タイミングを合わせているのがあからさまな台詞回しや、唐突なアニメ文法の流用はたまーに辛い。その辺の折り合いがつけられるか否かが、本編を受け入れるための分岐点でしょうか。
内容的には、遂にやす菜が自身の秘密をはずむに打ち明け、放り出されていた第1話冒頭に回帰する重要なポイント。肝要な場面では作画も演出も丁寧に進めているので、やっぱり感触は悪くない。いや寧ろ、原作では巻の継ぎ目でわりとさらっと流されてしまった感のあるやす菜の“負”を描く手捌きは、原作よりもよほどその深みが伝わって、優秀と言ってもいいように思います。あれこれ腐してますが、少なくとも原作より高く評価してる気がするな、わたし。
……でも髪は少し動かしすぎ。そしてはずむの父はやっぱり外道すぎ。よく見るとデザインがあかほりさとる氏に似てなくもないし。
来週は、とまり逆襲の巻、だと思われる。
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