週末恒例の映画鑑賞、本日はお目当ての作品を観る前に、来週行われる舞台挨拶のチケットを押さえにまず六本木まで赴く。……バイクで。
今月から取締が厳しくなっているので自殺行為と思われるかも知れませんが、六本木については成算がありました。夜出向いた場合は別ですが、土曜日の朝一番であれば六本木ヒルズのアンダーパスにある駐輪場が空いている確証があったうえに、今月から六本木交差点傍の高架下に設けられたタクシーの待避場所に寄り添うかたちで、別途バイクの駐輪場が作られたことを知っていたのです。折角だから、とそちらを試してみることに。
防犯についてはほとんど配慮のないヒルズ下の駐輪場と異なり、こちらはチェーンでタイヤを固定し、利用者が指定した暗証番号で解錠するシステムなので信頼がおける。それにヒルズ下の駐輪場が一律500円であるのに対して、こちらは30分100円と設定されている。長時間駐めておく場合はヒルズのほうがいいのですが、今日のようにチケットの確保のみ、利用時間が2時間程度で済むと予想できる場合はこちらを使ったほうがいい。
ひととおり状況を把握し、チケットも無事に確保したところですぐさま離脱、今度は有楽町方面へ。以前バイクを駐めていた箇所が使用不能になったので、取締が厳しくなったのを機にと思い、マリオン裏の交番に赴いてお巡りさんに訊ねたのですが……ぜんっぜん使い物にならなかった。バイクの利用者がちゃんと調べないと、と言いますが、調べてもデータがないから交番に訊ねてるんでしょうが。いやそれ以前に取り締まる立場にいて、ちゃんと訊きに来た人間に対してまともに答えが返せない交番って存在意義はあるのか?! ……言っても詮無いので、引き下がりましたけど。いちおう日比谷の駐車場を訪れて料金表を確認しましたが、バイクでの利用には理不尽に高すぎる。道路沿いのパーキングに至っては一時間以上利用できない。道路行政はどう考えても順番を間違えてるよな、と不快になりつつ、とりあえず映画鑑賞中の約二時間半ぐらいは誤魔化せそうな場所を探し出して、半ば駐禁シールを貼られることを覚悟しつつ劇場へ。
本日の作品は、日本での公開予定が立つ遥か以前、製作開始がアナウンスされた段階から待ち焦がれていた、ルイ・レテリエ監督×リュック・ベッソン製作・脚本×ジェイソン・ステイサム主演による娯楽アクション大作『トランスポーター2』(Asmik Ace・配給)。自分でもどうだろう、と首を傾げるくらい期待をかけていたのですが、完璧に応えてくれました。凝っているわりにあちこちアレなストーリー展開はリュック・ベッソンの手癖なので許容範囲、それ以上に随所に鏤められたアクションの発想と迫力が素晴らしい。前作で打ち出された、フランク・マーティンというヒーローの造型をより深化させその格好良さを強調し、前作があるからこそ可能なお遊びも鏤めた、まさに職人芸とも言うべき娯楽作品。観終わったあとはいったんスッキリと余韻を打ち消してしまうくらいの爽快感ですが、しかしそれぞれのアクションは趣向が凝らしてあって繰り返しの鑑賞にも耐える。いやー満足満足。今日はもう間に合わないので、詳しい感想は後日、このへんに。
観賞後、恐る恐るバイクのもとに戻ると、特にチェックはされていないようでひと安心。すぐさま出発すると遠回りして、久々に行きつけの蕎麦屋へ。もう頼む物が固定しているので、お品書きも出して貰えません。明日の夜、自分で食事を用意せねばならないので、そのために生のうどんも購入して帰宅。
一眠りし、mixi用の映画感想をアップしホームページの乾燥用ページの下準備を済ませ、更に『BLOOD+』の感想を簡単にアップしたあと、池袋へ。久々に冬野さん主催の飲み会にお邪魔してまいりました。で、早速こんなものを頂戴する。
ありがとーございます。何せ著者もインタビューされている側もやたらとお知り合いばかりだったので、ほっといても買うつもりでしたが、折角なので頂戴しました。
そして本日の飲み会の面子は、冬野佳之さんに箕崎准さん、的良みらんさんに私は今回が初対面の雁歌さんと私含めて総勢5人――どういうわけかわたし以外、頂戴した本の作者紹介に個人名で紹介が載っている方全員。刊行記念の打ち上げに1人だけ部外者が混ざった、みたいな話題に――なることもなく、それぞれの仕事の状況とか微妙に暗黒面に踏み行ったオタク談義に終始しました。まーそれでいいのよそれで。とりあえず、私のチェックしているアニメは微妙に主線から外れているのだと改めて自覚しました。
皆さん住んでいるところが思いっ切りばらけているので、ラストオーダーをしおに解散、22時半ぐらいには帰宅。さすがにこの時間から映画感想を書いても、はてなダイアリーの日付変更線に指定した3時までに仕上がるとは思えないので、明日以降に廻します。
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