『BLOOD+』episode-35 希望のない明日

 小夜の帰還を契機にようやく本調子を取り戻したデヴィッド、カイたちと袂を分かちながら、ディーヴァ打倒のためにロンドンに潜伏する小夜。それぞれに動きはじめるなか、生き残る道を模索して闇を放浪していたシフたちを、ディーヴァのシュヴァリエたちが作りあげた人造兵士が襲撃する。ひとり脱出させられたルルゥは、小夜に助けを求めるが……

 行くべき道に未来を見失った小夜とシフとが合流する。前回ですっかり変わってしまったように思わせた小夜が本質的にはまだ高校生の少女であることを仄めかすエピソードでした。作画はハイレベルとは言えないまでも堅調で、アクションの重みが表現されていたので映像的にも良し。進行スピードが遅いのは味だと解釈した方がいいよーな気がします、もう。

 今回の舵取りはシフでいちばん心持ちの幼いルルゥ。演じているのは斎藤千和。巧いなあ。

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