もはや残された希望は啓太だけ。因果を断たれて赤ん坊に変じた啓太を元に戻すためには、大殺界の力を使うしかない。下水道に転落した啓太はかつて関わりをもった妖怪や変態の力を借りて道を切り開き、啓太は決戦の地へと赴く――
うーん、なんの捻りもなく普通に終わっちゃったよ。変態であることがそのまんま決着の鍵となるようなクライマックスを期待していたのに、結局肉弾で道を切り開いているだけだったし、邪星との最終決戦はどのへんでパワーバランスが変化したのかがまったく解らずカタルシスに乏しい。台詞面でのインパクトがいちばん強かったのがフラノの「放送じゃ言えないようなサービスいーっぱいしちゃいます」だったというのはどんなもんか。
そのぶん作画面ではやっぱり最終回らしく質を向上させて――来るかと思いきや、エピローグ付近でいきなり崩れて台無しに。いや確かに肩の力を抜いていてもいい場面だがあれは抜きすぎだろう。
変態なら変態に徹すればいいのに、あまり練り込むことなく単純にクライマックスを作ってしまったので、25話を背負ったにしては物足りない内容でした。結局、第2話がいちばん面白かったなー。あれだけですべて許しても別に構わないんですけど。
ちなみに次週からこの枠は『武装錬金』になるそーです。予告編を見て、はっとなりました――また主役が福山潤じゃん!! なんだこりゃ。
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