『Dr.コトー診療所2006』第2話

 未だ不慣れな様子の新米看護師・ミナ(蒼井優)の様子と、コトー(吉岡秀隆)の「ここで治しましょう」という言葉に、東京行きへの迷いを見せる彩佳(柴咲コウ)。そんなとき、骨折しながらもコトーの治療を拒んで自宅から離れようとしなかった左千夫爺(石橋蓮司)が火事を起こし、大火傷を負う事件が起きた……

 前回と変わらず順調な仕上がり――物語の波乱そのものも含めて。原作と比べて被害が甚大にならないので、医療ものとしてはやや地味な印象がありますが、その分リアリティがあり、かつちゃんと主体となるコトーや彩佳の気持ちに自然な影響を及ぼすように組み込まれている。教科書にしたいくらいよく纏まった脚本です。

 しかし、一見しただけでだいたい流れの察しがついてしまう次回予告は果たしていいのかどうかちょっと微妙……ああ、それだけ働いてればな、とかこの状況における彼女の気負いがもうだいたい掴めてしまいました。でも、それはそれで楽しみなんですけどね。

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