ストレス発散中。

 しばらく我慢しすぎた反動で、もの凄い勢いで映画が観たくなってます。更に、明日から東京国際映画祭が始まる関係で、TOHOシネマズ六本木ヒルズでは通常の上映作品が一週間かからず、貯まったポイントが使えなくなるので、その辺の理由も含めて、平日だというのに急遽ハシゴすることに。ついでにバイクの新しいタイヤも馴染ませようと、久々に電車ではなくバイクにて六本木へ。

 さすがに平日朝だけあって人の姿は少ない。観る作品2本のチケットをまず購入して、1本だけで逃げるというチキンな真似をしないよう自らに強制してからスクリーンに赴く。

 まず1本目は、ジェイムズ・エルロイの“暗黒のLA四部作”第1章を、サスペンス映画の第一人者ブライアン・デ・パルマ監督が映像化したノワールブラック・ダリア』(東宝東和・配給)。先日までに原作を読み終えてあるので(感想は映画のものと一緒にアップするつもりです)、比較しながら鑑賞しましたが――もうエルロイ作品というより完璧にデ・パルマ映画です。もともとデ・パルマ作品に頻出する要素があらかた並んでいたうえに、伏線を丁寧にすれば充分サスペンスとして通用する話だったせいもあるのですが、映画の尺に収めるための省略や潤色を施した結果、もうはじめからそのためにあったようなデ・パルマ映画になってました。ゆえに、エルロイ作品のファンには不満があるかも知れませんが、デ・パルマ好きにはたぶん堪能できます。詳しい感想は後日、このへんに

 次の作品まで1時間ほどあるので、近くで昼食を摂る。真面目に勤めている皆さんが大挙しているためどこも混雑気味のなか、前はよく訪れていた蕎麦屋が久々に開いているところに遭遇したので、喜んで駆け込む。どうも気づかないうちに、平日昼間を中心とした営業に切り替わっていた模様。量的には少なめですが、味はなかなかなので、久々に巡り逢えて嬉しい。

 劇場に戻り、続いて鑑賞したのは、これは押さえないわけにはいかないM.ナイト・シャマラン監督最新作、とあるアパートを舞台にした現代のお伽噺レディ・イン・ザ・ウォーター』(Warner Bros.・配給)。こちらの感想はというと……ええと。たとえば好きな人の洗濯物を扱わなきゃいけないとしましょう。いくら好きでも、汗まみれで体臭ぷんぷんのは抓んで放らなきゃどーしようもない、ということになりますわね。その臭さがどの程度耐えられるかは、好きの度合いもありましょうし、価値観にも因ると思われます。んで、私はこの程度なら耐えられる、っていうかマニアックな喜びを感じられるのですわ。ただ、他人様に任せられるかというと――さすがに良心から首を傾げざるを得ない。そんな感じ。……これで伝わりますか? 解らないという方は後日、詳しい感想をこの辺にアップしますのでそちらをご参照のこと。

 観賞後、ちょこっと買い物をして帰るつもりでしたが、さすがに座りっぱなしで眠くなってきたので、すぐさま自宅に赴いて、30分ほど眠る。……やはりまだ疲れが残っているようで、集中力が映画1本分も持続しません。しばらくは余裕が出来たので、ちと調整しよう。映画を観つつ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました