『乙女はお姉さまに恋してる』第6話 夏の日の狂想曲(カプリッツィオ)

 女として編入した瑞穂にとって、梅雨明けと共に、鬼門に当たる授業が始まってしまった――水泳。とりあえず最後の手段で乗り切ったものの、この言い訳は毎回通用しない。三度目ともなると不審の目を集めるようになり、生徒会長・貴子が動きはじめるのだった……

 まりやさんの傑出した馬鹿っぷりが素敵です。貴子に追求されて用意した言い訳で己の悪魔ぶりをそこまで反映するとわ。そして自発的に地雷を踏むあたりが更に素晴らしい。ていうか実はまりやと貴子って実はもの凄く波長が合ってないだろうか。

 その点を抜きにしても今回はまりや大爆発の回でした。無駄に視聴者サービスしてるし(但し色気は皆無)いつも以上に貴子に対する闘志を剥き出しにしてるし。で、その反動を受けて後半は貴子の魅力のほうが発揮されると。実にバランス感覚の確かな話運びで、今回も楽しませていただきました。……いちばん肝心の話が意図的になおざりにされていた点も含めて。

 作画クオリティの配分もいいし、それに合わせた演出も絶妙。基本的にケチのつけどころがなくて、本当に安心して観られるなー。……いよいよ、どうカタを付けるのかが気になってきたぞおい。

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