『武装錬金』第14話 キミは誰だ?

 フラスコの“食事”を妨げるために屋上を目指す途中、カズキは2−Bに立ち寄ろうとする。だが、友人たちがそれを止めた――自分たちの苦しむさまを見て、彼が足を止めてしまわないように。彼らの意思を受け止めて屋上に突き進むカズキだが、そこに立ち塞がっていたものが、彼を新たな局面へと導いてしまう……

 1時間スペシャルで立て続けに放送されてるんですからこんな長々と回想を挟まなくても――いやもしかしたらもともと年越しで特番を挟み、間隔が空くことを覚悟して作っていたからこういう構成なのかも。にしても長いだろ。

 ただまあ、その辺も迂闊には組んでおらず、自然な流れで今回の本筋へと導いているのは立派。そして最凶の敵・ヴィクターの登場と、後半戦の主題となるカズキの変容へと雪崩を打って話は転がっていく。ああ楽しい、楽しいけど疲れる。やっぱりこんな密度の高い話を2話立て続けは厳しすぎるぞー!

 で、凄まじいところで次回へと続く。……どうせ1時間スペシャルにするなら14話と15話をセットにしたほうが収まりが良……くはないか。引きが厳しいのは13話も一緒だったし。

コメント

  1. 冬野 より:

    それよりも、ここまでで14話も消費しちゃって、シリーズのエピローグまで残り14話で収められるのかが心配になってきました。シリーズスタート前に、もう脚本は全部書き上がっているんだと思いますが……。

  2. tuckf より:

    ちょーっと学園編が長引きすぎましたね。再殺部隊編あたりは少し圧縮してくるかも知れません。
    個人的には更に余裕を持って、無意味に甘ったるい『武装錬金アフター』までちゃんと映像化して欲しかったのですが、さすがにそれはもう無理かも。

  3. 冬野 より:

    再殺部隊編、やっぱりそう思いますよね。メンバー半分に減らしちゃえばいいのにとか思ったり。『武装錬金アフター』もやらないと非難囂々でしょう。最終回EDのスタッフロールで、アフターのイメージ・イラストだけ流して見せるという逃げワザとかやられそうですが。

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