『怨霊の森』監督:ラッキー・マッキー/主演:アグネス・ブルックナー/DVD発売元:Sony Pictures Entertainment

 2007年最初の映画鑑賞はこれ――と言っても劇場公開作ではなく、日本では未公開のままDVD直行となってしまった、『MAY―メイ―』のラッキー・マッキー監督最新作、全寮制女子校で発生する奇妙な出来事の数々を描いたホラー『怨霊の森』(Sony Pictures Entertainment・DVD発売)。『MAY―メイ―』が素晴らしかったのに加えて、監督自身が明らかに影響を受けているはずのダリオ・アルジェントを彷彿とさせる粗筋だったので期待を募らせ、わざわざ今年最初の鑑賞作品に選んだんですが――正直、あまりピンと来ませんでした。モチーフは秀逸なのですが、それをきちんと纏めるのに失敗している印象。脚本をもっと練り込めば良くなったんじゃなかろーか、と惜しまれてなりません。詳しい感想は、「あらこんなところにアンジェラ・ベティスが。」からどうぞ。『MAY―メイ―』でヒロインを演じた女優ですが、自分の監督作にラッキー・マッキー監督を起用したりとやたり交流が続いている模様。アルジェント映画におけるダリア・ニコロディみたいな位置づけになろうとしているのか?

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