さよならCRT、ようこそTFT。

 こういう決断を下すのは早い。――っていうか、いつ表示されなくなるか、なんて不安を抱きながら作業しているのは想像以上にストレスが溜まるというのをひと晩で確認したため、下調べの上で秋葉原まで赴き、さっさと新しいのを買ってきてしまいました。

 目をつけていたのは耳馴染みのない、しかし値段に対してなかなかの質を保っているらしいメーカーの17型だったのですが、店頭で改めて商品をざっと眺めると、当初予算として考えていた枠内に収まる19型、しかもスペックの面でもかなり条件のいいものがあった。問題は幅――左右に動かせないものが置いてあるため、幅がありすぎるとそれでアウトなのですが、不思議にも当初候補にしていたものより画面サイズは大きいのに、機体そのものの幅はほぼ一緒。これなら入れ替えても大丈夫、と判断して、勢いよくそっちにしてしまいました。

 帰宅後、6年近く置きっぱなしだったため机に貼りついていたCRTモニターを引っぺがして、新しいモニターを置く。幅はぴったりですが、奥行きが全然ないので、これまで近すぎた感のある画面との距離も程良くなりました。加えて、当初買うつもりだった液晶モニターはアナログ接続のみだったのですが、変更した方はデジタル接続が可能になっている。――繋ぐ段になって、まさか、と思いパソコンを調べてみたら、ちゃんとデジタル接続用の端子がある。

 というわけで、図らずも画面状態が著しく改善されてしまいました。解像度は下がりましたが、画面そのものが大きいので思ったほど気にならない。これは却って良かったかも知れません。

 ……さて、思わぬ出費があった分、稼がないとあきませんな。頑張ろ。

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