第79回アカデミー賞候補作品一覧

 ……我ながらよく毎年こんな細かいことやってるよな、と思いつつ今年もいちおうやっておく、アカデミー賞ノミネート作品一覧。

 最多ノミネートは『ドリームガールズ』ですが、何せ主題歌部門だけで3曲上がっていて、しかも主要では助演のみなのでちょっと主流ではない。やはり大本命は作品・監督・脚本含む6部門7候補、しかもこちらは助演女優賞に菊地凜子含むふたりを上げている『バベル』のようです。それに続くのが、ダイアナ妃が亡くなったころのイギリス王家を描いた『クイーン』に、ホラー映画界の星ギレルモ・デル・トロ監督最新作『パンズ・ラビリンス』の6候補だというのに吃驚。

 日本人としては『バベル』のほか、こちらも主要3部門に留まった『硫黄島からの手紙』に健闘していただきたいところ……なんですが、後者については『父親たちの星条旗』のほうがクオリティは上、と考えていただけに少々複雑な心境です。

 誰にいちばんオスカーを獲得して欲しいか、と訊ねられたら――アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督やギレルモ・デル・トロ監督とかの活躍を期待する一方で、それでも監督賞だけは『ユナイテッド93』のポール・グリーングラス監督に獲って欲しかったり。それと、脚色・編集・撮影と異常に渋いところばかりに名前を連ねた『トゥモロー・ワールド』にも期待。特に撮影、ここではもうひとつ通好みの『ブラック・ダリア』が挙がっていますが、その衝撃度の高さからして『トゥモロー・ワールド』に軍配が上がるのでは、と思っているのです。どうも驚異的なクオリティのわりにあまり注目を集めなかったこの作品に、もう一花咲かせる機会が齎されれば、と願います。ほんとに凄いんだぞ、あの画は。

 なおこの項は今後、日本での公開や邦題が決定するなどした際や、わたしが鑑賞したときなどにちまちまアップデートしていくつもりです。……余裕があればね。

最終更新:2007/02/26

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