- 作品部門
- 『バベル』(GAGA communications・配給)
 - 『ディパーテッド』(Warner Bros.・配給)
 - 『硫黄島からの手紙』(Warner Bros.・配給)
 - 『リトル・ミス・サンシャイン』(20世紀フォックス・配給)
 - 『クイーン』(avex entertainment・配給)
 
 - 監督部門
- アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ『バベル』
 - マーティン・スコセッシ『ディパーテッド』
 - クリント・イーストウッド『硫黄島からの手紙』
 - スティーヴン・フリアーズ『クイーン』
 - ポール・グリーングラス『ユナイテッド93』(UIP Japan・配給)
 
 - オリジナル脚本部門
- ギレルモ・アリアガ『バベル』
 - アイリス・ヤマシタ(原案:ポール・ハギス&アイリス・ヤマシタ)『硫黄島からの手紙』
 - マイケル・アーント『リトル・ミス・サンシャイン』
 - ギレルモ・デル・トロ『パンズ・ラビリンス』(Cubical Entertainment・配給)
 - ピーター・モーガン『クイーン』
 
 - 脚色部門
- サーシャ・バロン・コーエン他『Borat Cultural Learnings Of America For Make Benefit Glorious Nation Of Kazakhstan』
 - アルフォンソ・キュアロン他『トゥモロー・ワールド』(東宝東和・配給)
 - ウィリアム・モナハン『ディパーテッド』
 - トッド・フィールド&トム・ペロッタ『Little Children』(MOVIE-EYE・配給)
 - パトリック・マーバー『あるスキャンダルの覚え書き』(20世紀フォックス・配給)
 
 - 主演男優賞
- レオナルド・ディカプリオ『ブラッド・ダイヤモンド』(Warner Bros.・配給)
 - ライアン・ゴズリング『Half Nelson』
 - ピーター・オトゥール『Venus』
 - ウィル・スミス『幸せのちから』(Sony Pictures Entertainment・配給)
 - フォレスト・ウィテカー『ラストキング・オブ・スコットランド』(20世紀フォックス・配給)
 
 - 主演女優賞
- ペネロペ・クルス『ボルベール<帰郷>』(GAGA communications・配給)
 - ジュディ・デンチ『あるスキャンダルの覚え書き』
 - ヘレン・ミレン『クイーン』
 - メリル・ストリープ『プラダを着た悪魔』(20世紀フォックス・配給)
 - ケイト・ウィンスレット『Little Children』
 
 - 助演男優賞
- アラン・アーキン『リトル・ミス・サンシャイン』
 - ジャッキー・アール・ヘイリー『Little Children』
 - ジャイモン・フンスー『ブラッド・ダイヤモンド』
 - エディ・マーフィ『ドリームガールズ』(UIP Japan・配給)
 - マーク・ウォルバーグ『ディパーテッド』
 
 - 助演女優賞
- アドリアナ・バラッザ『バベル』
 - ケイト・ブランシェット『あるスキャンダルの覚え書き』
 - アビゲイル・ブレスリン『リトル・ミス・サンシャイン』
 - ジェニファー・ハドソン『ドリームガールズ』
 - 菊地凜子『バベル』
 
 - 外国語映画部門
- 『After The Wedding』
 - 『Days of Glory』
 - 『善き人のためのソナタ』(ALBATROS FILM・配給)
 - 『パンズ・ラビリンス』
 - 『Water』
 
 - 長篇アニメーション部門
- 『カーズ』(ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)・配給)
 - 『ハッピー・フィート』(Warner Bros.・配給)
 - 『モンスター・ハウス』(Sony Pictures Entertainment・配給)
 
 - 短篇アニメーション部門
- 『The Danish Poet』
 - 『Lifted』
 - 『The Little Matchgirl』
 - 『maestro』
 - 『No Time for Nuts』
 
 - 長篇ドキュメンタリー部門
 - 短篇ドキュメンタリー部門
- 『The Blood of Yingzou District』
 - 『Recycled Life』
 - 『Rehearsing a Dream』
 - 『Two Hands』
 
 - 短篇作品賞
- 『Binta and The Great Idea』
 - 『Eramos Pocos (One Too Many)』
 - 『Helmer & Son』
 - 『The Saviour』
 - 『West Bank Story』
 
 - 美術部門
- 『ドリームガールズ』
 - 『The Good Shepherd』
 - 『パンズ・ラビリンス』
 - 『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)・配給)
 - 『The Prestige』(GAGA communications・配給)
 
 - 撮影部門
- 『ブラック・ダリア』(東宝東和・配給)
 - 『トゥモロー・ワールド』
 - 『The Illusionist』
 - 『パンズ・ラビリンス』
 - 『The Prestige』
 
 - 衣裳部門
- 『Curse of The Golden Flowers』
 - 『プラダを着た悪魔』
 - 『ドリームガールズ』
 - 『マリー・アントワネット』(東宝東和+東北新社・配給)
 - 『クイーン』
 
 - 編集部門
- 『バベル』
 - 『ブラッド・ダイヤモンド』
 - 『トゥモロー・ワールド』
 - 『ディパーテッド』
 - 『ユナイテッド93』
 
 - メイクアップ部門
 - 音楽部門
- 『バベル』
 - 『The Good German』(Warner Bros.・配給)
 - 『あるスキャンダルの覚え書き』
 - 『パンズ・ラビリンス』
 - 『クイーン』
 
 - 主題歌部門
 - 録音部門
- 『Apocalypto』
 - 『ブラッド・ダイヤモンド』
 - 『父親たちの星条旗』(Warner Bros.・配給)
 - 『硫黄島からの手紙』
 - 『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』
 
 - 音響部門
- 『Apocalypto』
 - 『ブラッド・ダイヤモンド』
 - 『ドリームガールズ』
 - 『父親たちの星条旗』
 - 『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』
 
 - 視覚効果部門
- 『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』
 - 『ポセイドン』(Warner Bros.・配給)
 - 『スーパーマン・リターンズ』(Warner Bros.・配給)
 
 
……我ながらよく毎年こんな細かいことやってるよな、と思いつつ今年もいちおうやっておく、アカデミー賞ノミネート作品一覧。
最多ノミネートは『ドリームガールズ』ですが、何せ主題歌部門だけで3曲上がっていて、しかも主要では助演のみなのでちょっと主流ではない。やはり大本命は作品・監督・脚本含む6部門7候補、しかもこちらは助演女優賞に菊地凜子含むふたりを上げている『バベル』のようです。それに続くのが、ダイアナ妃が亡くなったころのイギリス王家を描いた『クイーン』に、ホラー映画界の星ギレルモ・デル・トロ監督最新作『パンズ・ラビリンス』の6候補だというのに吃驚。
日本人としては『バベル』のほか、こちらも主要3部門に留まった『硫黄島からの手紙』に健闘していただきたいところ……なんですが、後者については『父親たちの星条旗』のほうがクオリティは上、と考えていただけに少々複雑な心境です。
誰にいちばんオスカーを獲得して欲しいか、と訊ねられたら――アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督やギレルモ・デル・トロ監督とかの活躍を期待する一方で、それでも監督賞だけは『ユナイテッド93』のポール・グリーングラス監督に獲って欲しかったり。それと、脚色・編集・撮影と異常に渋いところばかりに名前を連ねた『トゥモロー・ワールド』にも期待。特に撮影、ここではもうひとつ通好みの『ブラック・ダリア』が挙がっていますが、その衝撃度の高さからして『トゥモロー・ワールド』に軍配が上がるのでは、と思っているのです。どうも驚異的なクオリティのわりにあまり注目を集めなかったこの作品に、もう一花咲かせる機会が齎されれば、と願います。ほんとに凄いんだぞ、あの画は。
なおこの項は今後、日本での公開や邦題が決定するなどした際や、わたしが鑑賞したときなどにちまちまアップデートしていくつもりです。……余裕があればね。
最終更新:2007/02/26

  
  
  
  
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