『ディパーテッド』監督:マーティン・スコセッシ/主演:レオナルド・ディカプリオ&マット・デイモン/配給:Warner Bros.

 土曜日に鑑賞するのは通常、その日に封切りの作品を優先するのですが、さきごろ発表されたアカデミー賞ノミネート作品に意外と観ていないものが多かったため、本日はその穴埋めに赴きました。というわけで、今年初めての六本木での鑑賞。

 作品は、香港で製作されて続編2本を加えたトリロジーに発展するほどの大ヒットとなり、争奪戦の挙句にブラッド・ピット製作、マーティン・スコセッシ監督によってリメイクされ、アカデミー賞のみならず多くの賞でノミネート・受賞を重ねている話題作ディパーテッド』(Warner Bros.・配給)。粗さの目立ったオリジナルを丁寧に整理し、舞台など基底となる要素をすべてニューヨークに移し替えながら完璧に馴染ませて、よりリアルで洗練された作品に仕上げているのはさすが――でも、誰かが言っていましたが、アカデミー賞に相応しいレベルかというとやや微妙かも。しかし面白いことは折り紙付きです。詳しい感想は、「マーク・ウォルバーグの髪型がほのかに気持ち悪い。」からどうぞ。演技そのものは、アカデミー賞助演男優賞候補になっている事実からも察せられる通り見事だったんですけど。

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