『地獄少女 二籠』第二十話 乙女のアルバム

 樹里と真里は高校で同級生となって以来、何をするのも一緒、学校では片時も離れない親友同士だった。だが、ある出来事を契機に、ふたりのあいだには溝が生まれてしまった。それは遂に、樹里が地獄通信にアクセスするまでに至ってしまう……

 構成はなかなか悪くなかった、んですが、結果としてオチがぐだぐだになってしまった。結末の趣向は前にもやったもので、それ自体は悪くないんですが、この流れでやるのは若干微妙です。いちばん気になるのは、一目連が今回担った役割は、本当に彼で良かったのか、という点。確かに一目連であれば罪悪感を抱かずに済むぶん、変な後腐れを生じなくていいのも事実なのですが、何度も自分たちで言っているように、「深入りは禁物」のはず。あそこまで踏み込んでしまったことにペナルティはないのでしょうか。初期から変わらぬ、三藁の位置づけの微妙さが話のなかでも悪影響を及ぼしてます。

 ただまあ、その辺の微妙さを許容できれば、『地獄少女』の主題には馴染んでいますし、比較的いいエピソードだとも思います。もう合計40話も積み重ねてきて、いまさら設定がガタガタだからといって修復するのも難しい、という事情もあるわけですが。

 余談。今回“復讐”の対象者となる少女の声、どっかで聴いたことがあるのに思い出せない思い出せない、とずーっと煩悶していたのですが、調べてみて納得。『武装錬金』におけるまひろの友人・ちーちんの声をやっている方でした。そりゃ最近あれだけ入れ込んでいるわけだし。

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