これまで内部のゴタゴタのために延期されていた、ラグナレクによる武田の脱会リンチが行われる、という情報を辻から得た兼一は、武田に警告する一方、自分はいったん先延ばしにしてもらっていた技の修行に本格的に臨む。当初は脱会リンチの噂に密かに恐れをなしていた武田だったが、彼を守るべく猛特訓を続ける兼一の姿に、武田も自分なりに覚悟を決める――
前回は沈黙を保っていた師匠連が、兼一の決断のお陰で大量に露出を増しました。そして、武田一基に対する脱会リンチの流れもあって、ラグナレクという名前が出た当初から顔を見せていたメンバーはほぼ全員登場。久々に盛り沢山という印象のある1話でした。
他方、作画のほうは相変わらず。そうでなくとも登場人物が多いなか、アングルに工夫をしたりと手がかかっているぶん作画にいつも以上の負担がかかっていると見え、そう考えれば頑張っているのでしょうけれど、よけいに勿体ない気が。兼一猛特訓中の逆鬼とか、クライマックスにおけるキサラとか、部分的にやたらと力が入っているアンバランスさもいつも通り。ま、意欲が感じられないよりはずっと良かったんですが。
次週は、たとえ自分より強くとも女性には手を出せない兼一に代わるかたちで、美羽がキサラと対決。圧倒的すぎて逆に実態の判然としなかった美羽の強さが初めて本格的に描かれる回になるはずで、そのぶん今回以上の気合を要するはずですが……大丈夫かしら。
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