銀眼の魔女・テレサと、妖魔に飼われていた少女・クレアとの別れが近づいていた。クレアが自分についてきた本当の理由を知ったテレサは初めて共感を覚え、銀眼の魔女となって初めて涙を流す。そして、辿り着いた街で使命を終えたあと、テレサはクレアを託して旅立ったが……
過去編第二章。盗賊と街の因果を利用して、必然的に話が転がっていく様は原作通りですが、でもそれ故に重量感は確保されてます。色彩感覚も確かで、画面の見応えも充分。
個人的には、感情の動きをモノローグで説明されるのはあまり好まないので、少々テレサが喋りすぎているのが気になるのですが――まあ、あれを他にどうやって説明出来るか、と問われても、私にも有効な答はないので、あそこは仕方のないところでしょうか。
いくらケチを付けようとしても、本編がしっかりとした質を保っているのは疑いのないところ。そういう意味では安心してます。
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