『もっけ』第16話 ソラバヤシ

 静流は最近、無人のはずの音楽準備室から、祭り囃子のような音色を聞くようになった。祖父はのめり込まなければ問題のあるものではない、と言われるが、静流には妙に気に懸かるのだった。ある日、そこで寝てサボっている女子生徒と遭遇する……

 うーん、最近、話の作りが思いっ切りマンネリ化している。静流にせよ瑞生にせよ、怪異との遭遇パターンとその溶け込み方がすっかり類型化しているのです。何処かでも書いている人がいましたが、基本的に原作のエピソードをなぞっているはずなのにそれが際立って感じられるのは、“隠す”技が拙いから。最初の数話と比べればましとは言い条、その辺の根本的な理解の浅さが気になります。

 作画のほうは途中へたっていたものの、概ね安定しているので、実のところそんなに批判するような仕上がりではない。でもなー、もっと良くしようと思えば出来るはずなのになー、と思えてただただ歯痒いのです。

 ……どうでもいいがMXテレビ、『ロザリオとバンパイア』のCMを流した直後に予告に入るのやめて。「みんなもカプッ☆チューしよ」と言った直後に同じ声優が似たような演技で瑞生に変わるのはさすがに拙いです。

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