今夜は新耳袋トークライブ、ということで、15日締の仕事を本日早朝までに片付け、休養を取りつつ宿題をあれこれ進めたあと、20時過ぎに外出。まだ関東に大幅な影響が出ていない時間帯とはいえ、映画館を出たあと外の様子はどうなのか、そしてひと晩経ったあと電車はちゃんと動いているのか、この時点で別種の恐怖を堪能しておりました。
観に行った作品は、様々な薄気味悪い因縁を備えていると言われる童謡をテーマに、ある女子校で繰り広げられる奇妙な事件の顛末を二部構成で制作した、その前編にあたる作品『こわい童謡 表の章』(東京テアトル・配給)。
この作品、7月7日に本編を、28日に続編『裏の章』を立て続けに公開するのですが、そのあいだ週末には必ずイベントを催している。本日は出演者のうち近野成美と悠城早矢、そして福谷修監督が登壇してのトーク。話のほうは映画そのものより、2作品の中間の時期の物語という設定で監督が監修、登壇した若手女優ふたりが出演しているというアトラクション『こわい童謡 狭間の章』についての言及が印象的でした。あとは、他の作品でも共演しているという近野・悠城と主演の多部未華子が、現場で逢えるかと思いきや、出演する場面が被らなかったのでほとんど逢えなかった、というほのぼのとした話題が記憶に残ってます。
肝心の本編のほうは――正直、微妙な出来。怪奇現象の数々がリンクせず動機も曖昧であまり恐怖に結びつかない、解決篇を別に設けているとはいえあらゆる事象を投げっぱなしでカタルシスが皆無。却ってどう纏めるのか気になったので、私は何とか機会を設けて『裏の章』も鑑賞してみる意向ですが、他人には決して勧められない出来。悪いですがこの監督は、ホラーには向いていないと思われます。詳しい感想は……また後日。
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