『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』第7話

 部活帰りの佐野に抱きしめられて以来、瑞稀は必要以上に彼を意識してしまう。そして、彼が“跳んだ”という事実に、それがもともとの目的であった瑞稀は帰米を想起するが、そんな矢先、無理が祟って佐野が倒れてしまう。彼の面倒を見ながら、もうしばらくこのままでいいかも、と瑞稀は考えはじめる。だが、しかし瑞稀に完全な演技を見せたいと足掻く佐野は、体調を崩しながらも練習を重ねようとしていた。その姿に瑞稀は胸を痛め、改めて帰米を考えるが、それに強硬に反対したのが中津だった……

 ……8月7日は“遅れてきた七夕”というより本来の七夕に近いのです。そういうのは無視かい。まあ所詮はイベントの口実なので、何でも構わないんですけど。

 そういうイベントでコメディを構築しつつ、瑞稀、佐野、中津の三角関係が次第に明確になり、青春恋愛物としての色合いを濃くしております。話数からして折り返し地点なので、自然な成り行きでしょう。ただ、こまりに告白されて終始悩みながらようやく結論を出した中津に対し、最後でいいところを佐野がかっさらっていく、という構図は若干佐野が悪く見えるので、佐野本人の胸中をもうちょっと丁寧に描いてあげたほうが良かったような。それまでの行動が明示しているのも確かなのですが、コメディ描写に食われすぎているので。コメディに力を入れるのはいいのですが、今回はちょっと比重を誤った印象でした。相変わらず楽しくていいんですけど。

 余談ですが、今回作中で私の自宅近所が使われてました。先日撮影をしていたのは気づいていたのですが、まさかこれだったとは。

コメント

  1. そうそう より:

    本当ですよ。このドラマの佐野扱いは本当にひどいもんです。何で佐野をそこまでいやな奴にする必要があるのでしょうかね。

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