辛うじてリガルドを倒したクレア――だが、その体は完全に限界を超えてしまった。彼女はヘレンに対して、意識のあるうちに首を刎ねとどめを刺して欲しいと懇願する。同じ頃、イースレイに先行してピエタに到着したプリシラは、街の凄惨な光景を目の当たりにして、封じていた記憶を蘇らせる。そして、間近にいるクレアが、テレサの血肉を受け継ぐ者であると悟ると、彼女たちの元へと赴いた……
ああなるほど、こういう形で交錯したか。いちばん新しい世代の覚醒者・プリシラと、いままさに覚醒せんとするクレアが互いの気配を察知して、それぞれ衝動に駆られるまま戦いの場を求めて飛び去っていく。もういちど戦いの場とドラマの舞台とを分けて、クライマックスのお膳立てをする、と。本当の着地点ではないにしても、ちゃんと配慮の行き届いた終盤です。
彼女に恩義を抱くふたりが遅れて動いたことで、どうなるのかなんとなく予測はつくのですが、それでも最後まで楽しみにしたいところ。
コメント
どうでも良いのですが、ガラテア姐さんがEDクレジットから漏れていたのが泣けました。姐さん…。
思わず録画を確認してしまいました。……ほんとだ。ひどっ。