『電脳コイル』第17話 最後の夏休み

 勇子との会話を契機にキラバグや、彼女の行動の理由に関心を抱いた優子は、自由研究と並行してキラバグに関する資料をネットワークで調べていく。他方、慢性的な頭痛に悩まされるハラケンは、おばちゃんの指示で病院に赴いていた。彼の行動と眼鏡の機能が身体的な不調の原因となっている、と推測するおばちゃんは彼から眼鏡を取り上げねばならないと思っているが、ハラケンは未だ、一年前にガールフレンドの死を招いた事件に執着し、そのために眼鏡を手放すことが出来ない……

 どうやらここから先は1回で話を締めくくらず、一気にクライマックスに進んでいきそうな気配。3方向から都市伝説などを巡る背景を少しずつ掘り下げていって、それぞれを絡めて結末まで導いていく。初期と比べて派手さはありませんが、実に堂に入った語り口で安心して観ていられます……が、こうも地味だと小さい子はついて来られるのでしょうか。

 優子の女の子らしい表情や、勇子の弱さなども覗かせつつ、更に物語は深刻な方向へ。ああ早く来週が来ないかしら。

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