『電脳コイル』第18話 異界への扉

 勇子がオバちゃんの攻撃をしのいで右往左往するあいだに、ハラケンは開かれた異界への扉に足を踏み入れる。だが、いち早くそれを察した優子の声が、不安定なリンクを解放した。ハラケンは、未だにカンナが異世界に閉じこめられていると確信して探り続けていること、それと並行して体に原因不明の異変が生じていることを告白する。失意に鬱ぎ込んだ彼に、優子はかける言葉も見当たらずにただ別れるほかなかった……

 きのう第1話・第2話を再見していたために、改めて伏線の丁寧さに感嘆してます。ちゃんと因果が結びついているではありませんか。どちらかというと傍観者的だった優子に、冒頭の時点からきっちり役割が振られていたのが解る。

 肝心の話のほうも急速に佳境を迎えています。確かに予測できることではありましたがここでこーいう展開が来るとは。夏休み前の脳天気なムードが嘘のように、そしてダイチとかの出番がすっかり失われたまま更に事態は深刻な方へ。さて、どう締めくくるつもりなんでしょうか。

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