春日野先生のごり押しにより急遽美術部の合宿が敢行されることとなった。……が、大人の事情により宿泊地は、学校の部室。先生がやさぐれるなか、空たち部員はなんだかいつもの部活とどう違うのか解らないまま合宿を始める。でも、空だけはいつもと違う気分がしていた。夏休み、人気のない学校。
ずれている子、という位置づけのはずなんですが、しばしばそんな空の思考に共鳴してしまう私はちょっとまずかないだろうか。
本来部室に常駐していない涼と風が珍しがって部室にいたり、外での漫才に他の人間が絡んできたりとちょっと趣が違っているだけで楽しい涼風びいきの私。
話としては空が美術部に入ったときの成り行きと、恵まれた邂逅であったことを再確認するだけですが、道行きがはっきりしているのでやっぱり私には好感触です。しかし、実際にありうる話とはいえ、あれを毛嫌いしている人にはきついオチだったなー。
いつも通り1話完結かと思いきや、意外にもこの合宿話はそのまま次回に続く。初回にちらっと顔を見せた金髪の少女がよーやく本格的に絡んでくるよーです。……この作品ってキャラを増やす意味があるのか謎なんですが。
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