『もっけ』第8話 ヤマウバ

 小田原まで修学旅行に赴いた瑞生。憑かれやすい体質の瑞生は、祖父や静流が身近にいない状況に置かれることに不安を覚える。案の定、古蹟特有の厭な気配に当てられっぱなしの瑞生だが、出先でさながら山姥のような風貌をした女性と遭遇し、思いがけず助けられてしまう……

 原作でも特に秀逸なエピソードなので、話の出来はいい。定番の舞台を用いていないこともあってか、背景の力の入り具合がただごとではないように感じられたのも、他の回より印象を良くしているようです。瑞生の作画自体は相変わらず馴染まないのですが、全体では安定しているしそもそもサブキャラばかりの回なのであまり気になりませんでした。

 というわけで、このシリーズには珍しくあまり不満のない出来、という印象だったのですが……“珍しく”、とつけねばならないのが哀しいなあ。

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