由緒ある女子高・聖花女子学園。華やかな学園生活を謳歌する生徒たちだったが、冬休みが明けた日、突如男子校と合併されることが発表された。相手高が都立の名門“秀学館”と聞いて最初は喜ぶ生徒たちだったが、現れたのは到底名門校の生徒とは思えない、外見・性格いずれにも難のある男子ばかり。実は、合併される学校とは一字違いの私立高“衆学館”であった。女子はどうにか合併を取り止めて欲しいと抗議するが、決定事項だからと取り合わない。だが、どうにも耐えられない女子たちは、発想を転換――彼らを自分たち好みの“王子様”に仕立てることを決める……
ある理由から観るつもりだったことを当日になって思い出して慌てて予約視聴。
まず合併なんて重大事項がたった一日で実行に移されることが非現実的だし、この学校が都立なのか私立なのか知りませんが、経営方式が違う学校を統合するのって不可能だぞ。
……と言ってはみるものの、「女子高に男子が複数入り、ダサい彼らを自分たち好みに育てる」という趣向に話を進めるための前提でしかないことは百も承知なので、別に駄目だとは思いません。もーちょっと筋が通っていればとは思いますが。
いずれにせよ今回は単なる導入、メインとなる男女を引き合わせただけという感じ。人物は類型的ながらそれ故に把握はしやすいですし、コメディ演出もお約束通りですがリズミカル。撮影範囲の狭さからして予算の乏しさが察せられるものの、制約の中で面白くしようとしている姿勢は買えます。
まだお目当てが活躍するのは先のはずですし、とりあえず切ってしまうような材料は見当たらなかったので、当面視聴継続いたします。……ただ、私みたいに理由があれば兎も角、たまたまチャンネルを合わせただけの人を惹きつけるような材料は見当たらないのが気になるといや気になりますが。
余談ですが、主題歌がついこのあいだ初めてシングルをiTunesStoreで購入したばかりのMEGというミュージシャンが手懸けていてちょっと吃驚。そもそも聴いたきっかけがcapsuleの中田ヤスタカプロデュースで新譜をリリースしていたからなんですが、本編の主題歌もアレンジに彼の癖らしきものがあるので、これも買ってしまいそうだな。
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