歌は命も修道院も救う。

 プログラム切替直後の火曜日は、午前十時の映画祭11を観に行く日です。
 乾燥が酷くて喜んでばかりもいられませんが、陽気はいいので、きょうは自転車で出かける……つもりだったんですが、自転車の用意をしているときに生理現象に見舞われてしまった。片づいたときには、いまの体調だと時間通りに着けるか微妙な時間になってしまったので、やむなく電車で移動。電車賃はかかるけど、移動中に書き物も出来るので、たまにはこういうのもあり。
 いつものTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞した本日の1本は、1992年にアメリカで6ヶ月にも及ぶロングランを達成した作品、殺人の目撃者となったクラブの歌手が、身を隠した修道院で思いがけない活躍をするコメディ『天使にラブ・ソングを…』(BUENA VISTA INTERNATIONAL初公開時配給)
 ちゃんと観た覚えはないよな~、と思ってましたが、肝心なところは結構記憶にあったので、テレビかなにかで観ていたらしい。
 とにかくひたすら爽快極まるコメディ。快楽に染まったようなクラブ歌手と、厳格な生活を送る修道女たちのちぐはぐさで笑わせながら、やがてお互いに折り合いをつけていく。“歌”というモチーフで両者が結びついてからの爽快感、昂揚感がたまりません。主人公は主人公なりに、信仰に敬意を表しているのが、結果的に本人をも救う、という展開も快い。観ていて悪い気分にならない、良質のエンタテインメントです。昔も楽しんで観てたような覚えはありますが、いまきちんと観直してもいい作品でした。

 鑑賞後、1箇所だけラーメン店を覗いてみましたが、ちょうど昼飯時だったせいもあって、案の定行列が出来ている。待つ気分ではなかったので、そのまんま電車に乗り最寄り駅まで戻り、自宅近くのコンビニでチルドのラーメンを買って帰宅。

コメント

  1. […] 原題:“Sister Act” / 監督:エミール・アルドリーノ / 脚本:ジョセフ・ハワード / 製作:テリー・シュワルツ / 製作総指揮:スコット・ルーディン / 撮影監督:アダム・グリーンベルグ /  […]

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