『墓場鬼太郎』第六話 水神様

 下宿が急に賃料を値上げしたため、鬼太郎がたかっている水木の財政状況が悪化した。やむなく鬼太郎は自ら働きに出る。彼が巡り逢った仕事は――借金取り。なかなか居所のはっきりしない妖怪たちからの取立を、回収した金額から1割を得られるという条件で引き受けたのだ。効率を上げるために、いちばん額の多い水神様に目をつけるが……

 ニセ鬼太郎が普通に食卓に混ざっているのに受けました。そしてその後も終始普通に話に絡んでくるし。

 そして本編は、これまでになく怒濤の展開です。突然妖怪大戦争クラスの大事件になったかと思うといきなりあの人あっさり見捨てる驚愕の新展開かますし人間社会でのトラブルとは無縁に漂流してるし、いっそ破天荒な流れが心地好い。いやそれ以前に、やっぱり朝の鬼太郎ではあり得ない意地汚さが素敵すぎます。

 ねずみ男も小悪人風から一転、かなり本気で悪だくみをしているので、よほど存在感があります。ただ――ここまでして鬼太郎を丸めこんで、いったい何がしたいのやら。その辺も含めて次回が楽しみだ。

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